■ レンズのホコリが気になったりとか
引き際とか
重要だよね…
絞り近辺のホコリとか
圧倒的な中玉表面のカビをある程度やっつけたら、今度はホコリとかが気になりはじめますよね。けれどこのBlogを読まれた方にはその程度のホコリなんざ
「気にすんな!」
ですよ、手順的、時間的、細かい部品を無くす危険的に、それなりに神経使う。
分解手順とか
NewFD35mmF2はほかのNewFD同様、鏡筒全体をヘリコイドで前後させるのだけど、分解していく過程的には、まずは前から、1、名板
2、ネジ6本
3、前玉外せる
4、カニ目
5、中玉1つ目 ←こいつが激しく汚れてた
6、中玉2つ目の前側までこの時点でアプローチできた
で、続いて後ろから、
7、カニ目
8、後ろ玉1枚目
9、後ろ玉2つ目後ろ側までこの時点でアプローチできた
10、マウント部分の外周のネジ3本←硬いしヤワなネジなので注意
11、カウント金具はずれる
12、スピゴットマウントというか絞り連動機構はずれる
13、ネジ(黒2本銀1本)外してマウント部分
(外すとき押し込むボタンの辺り/ボタンのバネに注意)はずれる
14、絞り連携の金属のリングはずれる(プラスチック部品に注意)
15、絞り環外れる(クリック感のための小さいコロとバネに注意)
とここまでくると、ヘリコイドまでやっとアプローチできて、
16、後側:中鏡筒が回らないように押さえている金具とプラ部品を
ネジ2本づつ計4本はずす
17、前側:ピントリングでヘリコイドをまわすための金具を
ネジ2本で外す(無限遠調整はこの金具で行なう)
18、ヘリコイドぐるぐるまわしてはずす
19、ヘリコイドの穴から中鏡筒の中のスペーサー
(前玉を取り付けるスペーサー)のネジ3本外す。
今回のレンズはこのネジのスペーサーが経年劣化でダメになっていて
ピントが遊ぶようになってしまっている、けど気に鳴らない程度。
20、スペーサーを外す
21、ヘリコイドと中鏡筒を外す
22、中鏡筒の中のカニ目をはずす
と、ここまでやってやっと絞りの前後のレンズにアプローチできるようになった。
で、
コレ。
無限遠調整とか
実は、ヘリコイドのねじ切り、1列間違えてるらしく、無限遠が出てないっぽいんだよね。正確にいうと若干オーバーインフなマウントアダプタを使っててぴったり無限遠が出てる状態なので、FDレンズ本来のフランジバックだと無限遠が出ていない、とかそんな感じ。
ねじ切りの1列を修正しようとすると、あれですよ、絞り環まではバラさないといけないので、といいますか、ヘリコイド&中鏡筒を取り外さないといけないので、30分くらいはかかるかなぁ…
とか考えるとあれですな、このままでいいんじゃね?(笑
追記:ヘリコイドの列直し、やったよ!さすがに慣れてきてて20分くらいで作業done。
Update: 2013/03/17 13:56