■ 2014年2月7日 バス転換後の深名線。
深名線をたどって。
20余年ぶりの再来。ディーゼルカーは1992年3月、朱鞠内駅での列車交換。





全旅程はここ。
始発の特急で深川へ。

札幌は雪まつり真っ最中で、ホテルは軒並みいろいろとハイシーズン。
1時過ぎに宿に着いての露天風呂、氷点下の風が吹き込めば視界2m未満になるわけですよ、すごいね。
で、朝5時に起きて歩いて駅に。


この711系では間に合わないので、始発の特急を待つ。

始発の特急、看護学校へ通う学生さんは砂川で降りて行った。
深川からは代行バス、深名線。
JRバス深名線で、幌加内までの車窓。

NikonD70はExifの通り。



OLYMPUS E-PL1sはNewFD 28mm F2.8 をF16で。
天気はころころ変わり、森の中の道路は日の差し込みも気まぐれで。



晴天、曇天、日陰に、雪景色で紫外線ビシビシで、カメラがマトモにホワイトバランスを取れない。
特に30年前のFDレンズを付けてるOLYMPUS E-PL1sは完全にホワイトバランスが幻惑されて、全部RAW現像でホワイトバランス取り直し。




何駅か、駅舎が風雪に堪えて残っている。

ずっと雪の上を走るバス



幌加内のバスターミナル
鉄道時代は朱鞠内が交換駅だったけれど、バス転換後は幌加内で運転系統が分けられている。

幌加内のバスターミナルがある幌加内交流プラザは、朝も10時前というのにおばあちゃんたちが井戸端会議を始めていた。
そばの名産地、と聞いていたので幌加内交流プラザのそば屋さんでも、とはうまくはいかず、バスはその前にここを発つ。
幌加内交流プラザの二階には深名線資料展示室があって、出来れば江差線もそんな感じで資料が飛散せずに残ってくれるといいな、とは思う。

そしてバスは進む。




政和駅の駅前ロータリー前にはモニュメントが残っているけれど、人がすっかり居なくなったここにあると、なんだかとても寂しい感じがする。

旧深名線第3雨竜川橋梁
バスの車内から。
カメラは両方とも紫外線等々で幻惑されてしまっていて、ホワイトバランスはRAW現像で調整.

添牛内付近を進む。




添牛内駅も残っていた。





朱鞠内
冬期のバスは朱鞠内から先は旧深名線をトレースせずに名寄へ向かう。
朱鞠内は1992年の写真が残っている。


線路を歩く駅員さんの写真は、このBlogのトップを飾ってる写真でもある。
今思えば、廃線が決まっていたので腕木式信号もそのままだったのだろう。
今回の北海道旅行はGPSロガー使っていて、誤差もあるので各種地図と見比べながら撮影場所を特定しているのだけど、航空写真で見ると今でもくっきりと深名線の跡が残っている。それどころか未成線の名羽線らしき跡すら、この朱鞠内のちょっと北側辺りから日本海側にカーブしているのが見て取れる。
朱鞠内湖畔を抜け、線路からは離れて、絶景ポイントを通りつつ、一路、名寄へ。
朱鞠内湖の横を、バスは抜けて行く。

ダム湖の朱鞠内湖は一番寒いところとしても有名で


この日も湖面は完全結氷。途中で国道を離れて峠を名寄側へ越える。


この辺りはほんとうに寒くて、雨龍研究林などもある。


途中、絶景ポイントを通り、





そしてバスは進む。






そろそそろ名寄。バスは山を下り平地を進む。

名寄駅

お昼前に名寄駅に着いて、駅前の商店街でお店を探す。
ケーキ屋さんの喫茶コーナーでドライカレーにしたのだけれど、駅前通りはそれなりに店舗はあって地元のお店ばかり。
到着直後はこの温度計、氷点下11度を指していた。氷点下の気温でも、北海道は過ごしやすい気がするのはなんでだろう?そんなに寒さは感じない。

気温があがるのと同時に空には雲が多くなって、だいぶ暗くなった。

とても天気は変わりやすい。

名寄からは快速で旭川に向かう。

さっきのケーキ屋さんで確保しておいたプリン。
旭川から札幌へ
旭川で快速から乗り換えて、最速ルートで札幌へ向かう。
旭川、橋上駅になってからは始めてきた。
数年前にも銭湯を目当てに旭川で降りた事があって、そのとき一番印象に残ったのは、駅前通りを進んだ先の商店街のなかのお惣菜屋さんで作ってもらったお弁当がすごくおいしかった事。

車窓からはエンジェルラダーが相変わらずきれいにみえている。この旅行中ずっと天気は移ろいやすかったけれど、この旅行中は気がつけばエンジェルラダーが見えてたような気がする。
さて、いよいよ今回の旅行も大詰めだ。

Update: 2014/06/01 20:55