■ 2014年2月6日 江差線。函館、木古内、江差、湯ノ岱、木古内、函館、札幌。
江差線、最後の冬になりました。
旅程はここに。
函館から木古内へ
今朝は函館から廃止が決まっている江差線で、湯ノ岱温泉に行く。木古内の宿とかなかなか難しくて昨夜は函館泊。はまなすも停まらないしね。
函館駅ではちょうど下りの北斗星がED75からDD51への付け替え。
まずは木古内へ向かう。
キハ40で向かってもよかったのだけど、
思うところあって、スーパー白鳥で木古内へ。
スーパー白鳥のデッキはすきま風が結構入ってくる。吹き込んできた雪は、扉の内側にまでちっちゃい樹氷を作ってたりする。
津軽海峡線としての江差線
太平洋にエンジェルラダーが浮かぶ。
上がOLYMPUS、下がNikon。結構色合い違うよね。
木古内の新幹線ホームが工事中で。
思うところあり、ちょっと早く木古内に来ているのだけど、朝も早めでやる事も限られていて、少々手持ち無沙汰。新幹線ホームは、南側、在来線ホーム側からみる限りはだいぶ出来ていて、けれど、
北口への通路はとっても工事中な感じの2014年2月。
北口にも出てみたけれど、10時前の地方駅前なんて商店はどこも開いてないのです。
それでも工事中の新幹線駅が見れるのも今だけなのはたしかにそう。
跨線橋から函館方面を見ると、青函トンネル救援用の機関車の車庫があった。
そうこうするうちにいい時間になったのでタクシーで移動。
境内を抜けて行く線路。
見納めでした。
木古内に戻って
タクシーは禅燈寺に待っててもらって、撮影終えて木古内に戻る。”これも見納めだよね”、
という気がしたので食堂「急行」で焼きそばも食べてみる。駅に戻る前にスーパーに立ち寄っておやつを確保して、店をでると吹雪いていた。
天気は不安定。けど冬の北海道はこんなふうに天気が不安定なのが普通なのだろうか。旅行中、ずっと晴れたと思えば吹雪く、を繰り返していた。
駅跨線橋から見える青函トンネル救援用機関車には火が入って車庫から出ていた。重連で待機なんですね。
さぁ、そろそろ時間だ。
江差線
お昼過ぎの列車は既に1往復していて、雪が着いていて。このサボももう見納め。
江差線が在来線分離されるきっかけになった北海道新幹線がまっすぐにトンネルに向かっている。
とはいえ、木古内から江差に向かっての区間、この写真を撮影した付近も既に廃止されてしまった。
江差線の車窓を何枚かスナップ。
江差駅
来た線路を振り返る。江差駅に来たのは2回目。
前回(2012年9月)来た時は大雨で全線運休。代行バス/代行タクシーで木古内-江差の往復。列車では結局、1往復しか乗れずに廃線となってしまった。
この改札はいつ頃まで使っていたのだろう?
さて、そろそろ温泉に向かう事にしよう。
キハ40の運転台、
真鍮のマスコン、
ワンマン運転で誰もいない後部乗務員室。
湯ノ岱までへの車内からは、峠越えの山が見える。道路はあの山の向こうを江差と函館を結んでいて、江差線よりもバスのほうが早い。
そうそう、この江差駅でJR北海道完全乗車達成。
湯ノ岱、温泉!
湯ノ岱の温泉は鉄やカルシウムを多く含む炭酸泉、な気がする。そんなのはどうでもよくて、湯は最高なので、人生の中で何度となく行くべき名湯であるよ、ほんとに。湯ノ岱は最後まで閉塞区間の区分駅だったのだけど、すっかり忘れてて、
スタフ交換はなんとも情けない感じで写真に収まった。
高校生が通学や友達のところに遊びに行くのに使っているようだけど、これもみんなバスになってしまうのか。
僕はここで3時間、たっぷり温泉につかるつもりだし、時間は余裕を持たせてある。そんなわけでホームから駅舎への踏切で1枚。
木古内へ向かう列車を見送り、温泉に向かう。
駅の砂利のロータリーを出て右に折れ、木古内側の踏み切りを渡って、駅のほうをみれば、
スプリングポイントの除雪をしていた。
それも今年までの風物詩か。
湯ノ岱の集落は、郵便局も商店もあるのだけど、日用品ですら買い物は木古内や江差なんだろうな。湯ノ岱からお目当ての温泉までは徒歩10分。雪が残って歩きにくいけれど、
冬の北海道、景色は最高なのですよ。
駅を出たときは曇っていた空も青空が顔をのぞかせた。
湯ノ岱温泉
この温泉施設のとなりには温泉民宿もあったのだけど、既に営業していない感じ。営業していたのなら間違いなく宿泊はココだったはず。
たっぷり2時間は温泉につかって、疲れも抜けた。
小腹も空いたのでおそばを食べて、「天ノ川駅通過証明書」を購入。
駅へ向かう頃には、青空も隠れはじめて
踏切まで戻ればすっかり曇り模様。10分とたってないのだけれど、天気が移ろいやすい。
湯ノ岱駅まで戻ってきた。
湯ノ岱駅で列車を待つ。
16時を過ぎて、だいぶ暗くなってきた。列車はあと15分くらい。
列車が雪をかき分けて、かろうじてフランジの跡が見えるような、そういう積雪の風景。
レンズを中望遠、望遠と付け替えて、湯ノ岱のレールをカメラに納めておく。
だいぶ暗くなってきたけれど、風のせいか、雲の狭間に山の稜線がくっきり見えたので、ホームのうえからシャッターを押した。
列車がやってきた。僕には最後の江差線。
さて、僕も乗らなきゃ。
もう一度白鳥に乗り換え、札幌に向かう。
乗り換えた木古内の跨線橋、長大な高速コンテナ列車は行き違いの特急を待っていた。
木古内、函館、札幌。
木古内からは札幌までの最終の乗り継ぎを始める。スーパー白鳥で函館に出て、最終の札幌行きスーパー北斗。
長万部でかに飯を。まだ温かかった。
札幌には23時過ぎに。
この日の札幌はホテルの宿泊代が強気で、どうしたんだろう?と思ったら
ってことだったようで。
Update: 2014/05/29 20:00