■ レンズ再生とか
酸化セリウムとか
かなりきれいになりました!が
くらいまでには復活しました。
メラミンスポンジとか
カビ自体はメラミンスポンジできれいに落ちました。レンズに傷もつきません。ただ、メラミンスポンジ使おうと思うほどのカビの場合、コーティングまでダメージがあるんじゃないかなぁ。でもここでカビ自体を落としておくと、この先の研磨材にカビが混ざるようなことがなくなるので全部落としておいたほうがいいかも。カビが混じった研磨剤で磨いたら、カビをまき散らしているようなものだものね。
緑色炭化ケイ素とか
結局、酸化セリウムに手を出した。Amazonになく、東急ハンズ(新宿)では以前は取り扱いあったものの今は取り寄せ品との事。東急ハンズでは緑色炭化ケイ素の#20000を買ってきたので、昨日はそれで磨いてみたのだけど、
ここまでだった。
酸化セリウムとか
楽天で通販していたので、購入。結構なところまで鏡筒もバラして、コーティングが変質した中玉を1時間ほど磨いてみたところだいぶ良くなった。でも、それでもまだまだ健康なレンズと比べれば光源のかぶりは否めない。
露出合わせて比較してみたりとか
絞りをF4で、シャッタースピード1/40secで合わせ、比較のための撮影。前回は絞り解放での比較だったわけだけれど、今回は同じ開口にしての比較。
拾ってきたときは絶望的だった中玉のカビ、というかコーティングの変質、最終的には緑化炭化ケイ素で削り取って、酸化セリウムで細かい傷を消した、という感じでとりあえず、かなーり改善。
ただし、中玉前面のコーティングは完全になくなってしまったので、ぶっちゃけ、FL35mmF2。みたいな状況になったわけです。つまるところ、いまいちコントラストは低く、フレアは出易く。ついでにFDレンズは色調調整もコーティングに行なわせているらしく、それを1枚剥いでしまった35mmF2は黄色に色がシフトしてるのが、50mm、28mmとの比較写真でもわかるとおり。一方、50mmと28mmの色調がほぼ一致しているのはさすが。
レンズ磨きとか
最終的には結構なところまでレンズを鏡筒をばらして、中玉を取り出した。
取り出してから5cm四方くらいの研磨用フエルトの上に酸化セリウムの緩いペーストをのせて、その上で1時間ほどシャッコシャッコとガラスを磨いでみた。変質したコーティングは平面だったのでこんな豪快は技が使えたのだけど、しかしコーティングが無い、というだけでだいぶいろいろと癖は出てくるみたい。
やはり素人がどんだけ頑張っても一定以上の加工精度は出ないのが道理なわけで、光源の被りが暴れん坊なのは仕方ないかな。コーティングも剥がした訳だし。とはいえ、前からレンズを覗き込んだときに”あー、曇ってるねー”な状態ではないので、明日の朝、晴れてたら持って歩く事にしよう。実際に使ってみて、それから考えよう。
レンズ掃除前後の比較とか
光源近くのかぶりとかが
昨日の時点では読めなかった蛍光灯の根元の文字、酸化セリウムで磨いた後は読めるレベルにまで復活した。
日中の写真では冒頭の作例比較
が
で、つぼみのときは全体がぼんやりと霞んで明るいのに対し、酸化セリウムで研いた後は青空の雲まで写る程度までコントラストがあがった。
夜間の街灯を撮ると
が
と、光源周りのかすみが軽減され、代わりにパープルフリンジが出てきている。けれど光源のかすみは健全なレンズよりもまだまだだいぶ残っているかなぁという感じ。
Update: 2013/03/20 22:44